osiire’s blog

ふしぎなそふとやさん

原爆

今日は原爆の日。64年目。私は原爆は嫌いだ。好きな人なんていないと思うけど。今でも原爆が落ちてくるから逃げなきゃいけないと焦る夢を見ることがある。昔は結構頻繁に見てた。実は子供のころに観に行かされた原爆の劇と展示と「おこりじぞう」という絵本の影響だ。
原爆の劇は、広島を舞台に原爆が落ちてくる日その一日を演じたもの。観に行かされたのは小学校低学年くらいだったと思うのだけれど、今でも路面電車のセットと真っ赤な舞台をハッキリと覚えている。展示の方は、たしかどこかのデパートの催し物会場で、原爆の記録展みたいな感じの企画物。これも小さかったので詳細は覚えていないのだけれど、真っ赤な裸の人間がたくさん歩くやら倒れるやらしている絵だけは脳裏に焼き付いている。極めつけは「おこりじぞう」。あの絵本の凄惨さは一度見たらもうトラウマもので、小学生の私はしばらくその絵本の近くが恐くて近寄れなかった。
今思えば、うちの親は子供によくここまでやったなと思う。私がおばけが恐いとか言うと「そんな見えないものなんて恐くない。原爆の方がよっぽど恐い」などとよく言っていたのを思い出す。
5才のうちの長男にはまだ早いかな?でもそのうち教えるべき事は教えたい。