osiire’s blog

ふしぎなそふとやさん

以前祖父の古銭コレクションを整理した記事を書いた。これが両親に好評で、息子共々にわか古銭コレクターとの認識を得た。その関係で、母が友人の親の遺産整理で大量の古銭を譲り受けてくれたとの事で、今日実家から荷物が届いた。


とりあえず分類のためにビニールに詰めなおされた古銭たち。同じやつを集めるだけで1時間以上はかかった。お昼ご飯を食べた後、早速息子と一緒に中身の解読を行った。なお、以下紹介する硬貨はhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%A8%E6%99%82%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E8%B2%A8%E5%B9%A3にほぼ解説がある。

まず最初は小さくてあまり綺麗でない一銭硬貨↓。菊のご紋に大日本の文字。昭和19年から使われた硬貨らしく、当時の物資のない状況が伺える。

次は大量の10銭硬貨↓。十銭錫貨というものらしく、戦時中にアルミニウム不足のために錫と亜鉛の合金で作った硬貨だそう。

 十銭錫貨 http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/10sen_suzu.htm

こちらは穴あき5銭硬貨↓。よくみると何種類かの異なる硬貨が混ざっている。小型五銭白銅貨、五銭アルミニウム青銅貨、穴あき五銭錫貨と呼ばれるもののよう。

 小型五銭白銅貨 http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/kogata_5sen_hakudou.htm
 五銭アルミニウム青銅 http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/5sen_arumiseidou.htm
 穴あき五銭錫貨 http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/anaaki_5sen_suzu.htm

大量の黄色い50銭硬貨↓。小型五十銭黄銅貨と呼ばれるものらしく、やはり戦時中のもの。

少し大きめの10銭硬貨↓。大量。娘が菊のやつとか呼んで集めてた。

 菊十銭アルミニウム貨。http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/kiku_10sen_arumi.htm

アルミニウムの5銭硬貨↓。割と簡素な感じ。

少し凝ったデザインの1銭↓。

カラス一銭アルミニウム貨 http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/karasu_1sen_arumi.htm

稲がデザインされた10銭↓。娘が稲のやつとか呼んで集めてた。

稲十アルミニウム貨 http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/ine_10sen_arumi.htm

先の黄色い50銭より少し大きめの50銭↓。50銭黄銅貨幣(鳳凰)。鳳凰が2体描かれたやつは別管理になっていた。たぶん多少価値が高いと思われる。

アルミニウム1銭↓。大量。

 富士一銭アルミニウム貨 http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/fuji_1sen_arumi.htm

穴が空いていないアルミニウムの5銭↓。

鳩五銭錫貨 http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/hato_5sen_suzu.htm

大きい1銭↓。桐一銭青銅貨と竜一銭銅貨。

桐一銭青銅貨 http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/kiri_1sen_seidou.htm
 竜一銭銅貨 http://homepage3.nifty.com/redpepper/round/ryu_1sen_dou.htm
2銭のものもあった。

さて、残るは江戸時代以前の貨幣。お馴染みの寛永通宝から開元通宝、永楽通宝、常平通宝、治平元宝、淳熈元宝、洪化通宝、光中通宝、元豊通宝、皇宋元宝。開元通宝なんかは1000年以上前の渡来銭ではるか昔に思いを馳せざるを得ない。息子も戦国時代より古いと歓喜していた。
 ←寛永通宝  ←常平通宝
 ←永楽通宝  ←開元通宝
 ←治平元宝  ←淳熈元宝
 ←洪化通宝  ←光中通宝
 ←元豊通宝  ←皇宋元宝

お札もあった。