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osiire’s blog

ふしぎなそふとやさん

私はどうしてGUIライブラリに興味を持ったのだろう?

「小さい頃は基本的にゲーム本位だった」と以前に書いたが、実は高校生の頃には既に、PC-98+MS-DOS上で動く常駐型グラフィックドライバを開発するほど描画系には興味を持っていた。ただ、それだけならゲーム会社に就職してもいいはずだったが、そうならなかったのは大学生活6年間お世話になった某ソフトハウスでのアルバイト経験が大きく影響したと思う。
そのソフトハウスでの私のお仕事は当初MS-DOS + C + Btrieveという環境で業務用アプリを開発するもので、折しもWindows 95が発売され大ヒットする少し前。MS-DOS上での開発は熟しており、私が開発に参加したプログラムにも確立された作り方があって非常に品質が高かった。
ところが、Windows環境へ開発が移行してくると変わった。単に新しい環境でのノウハウが蓄積できていないという問題だけでなく、アプリケーション開発が非本質的な部分で振り回され、異常に難しくなった。イベントはいつどういう順番で発生するのか?テキストボックスを自由に制御するにはどうすればいいのか?テキスト入力中にマウスで別の場所がクリックされたらどうするのか?イベント処理中に別のイベントが起こるような処理をして大丈夫か?フォーカスは?非同期処理は?とにかくGUIライブラリに対する私の印象は「全く使えない!」という怒りにも似た感覚だった。たぶんこのトラウマ(?)が、今の私を強く動機付けているのだろう。
その後東京でシステム開発の仕事をしながら色々な経験をさせて頂いたが、私の中でGUIライブラリは常に「諸悪の根源」という位置づけで変わらなかった。トラウマが強すぎたのかもしれないが、どのGUIライブラリを見ても解決したようには思えなかったからだ。
MLを使い始めたもの、マルチスレッドを勉強したのも、TAPLを読んだのも、最終的にはもっといいGUIライブラリを作りたかったからといってもいいと思う。そしていま、Amthingという名前で作りたかったGUIライブラリがやっと少しずつ形になってきた。現状ではとても諸悪の根源を駆逐した!と言えるものではないが、少しでも前に進みたい。